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価値ある凡打を積み重ねる

人生ではじめてLT会で発表してみた

先日、参加しているFJORD BOOT CAMP(フィヨルドブートキャンプ)で行われた「初めてのLT会Vol.4」で、人生初LTをさせて頂きました。「初めてのLT会」は、LTにまだ慣れていない方でもクローズドな環境で気軽に発表の練習ができる場というコンセプトでフィヨルド内で定期的に行われる発表会です。今回は、初めてLT会で発表をしてみての感想を書いていきたいと思います。

完全に見切り発車で参加を決意

私がフィヨルドに参加してから2回ほど「初めてのLT会」は開催されていましたが、どちらも都合が付かず見る側としても参加することができませんでした。今回は参加できそうだったので、まずは見る側として参加して雰囲気でも掴めればいいかなと思っていました。

しかし、オーガナイザーの方から「登壇者がまだ集まっていないからやりませんか」と声をかけられ登壇者としての参加を決意。この時点で何をテーマにするかなどは全く見当もついておらず、完全に勢いだけで見切り発車を決めた形でした。

テーマ設定の自由度が高いので話題には困らなかった

今回のテーマは「フィヨルドブートキャンプで学んだこと」であればなんでもよいという形式でした。LT会の特徴でもあると思うのですが、テーマの自由度が高く何を話しても良いというような場合が多いので、私のように「とりあえずLTをやってみたいけどテーマ設定が難しそう・・・」と悩んでいる人でも気軽に参加できるのはとても良いと思いました。

もちろんテーマ設定には悩みましたが、話せることが何も浮かばないという悩みではなく、多くの選択肢からテーマを絞り込むことに悩んだという感じでした。なんせ今まで学んできたことに関係することであれば何でも良いので、テーマとなり得る候補はいくらでもあるわけです。(と言ってもLTとしてまとめられそうなイメージが湧いたものは限られますが・・・)

今回はフィヨルド内でのプラクティスで苦戦したOAuthをテーマにしようと決めました。

たかが5分。されど5分。

LT会のLTとはLightningTalkの略で、「稲妻のように短い間に」発表するという意味が込められているそうです。なので一般的には5分程度の時間設定で発表が行われます。今回の「初めてのLT会」では5〜10分以内という時間設定がされていました。

今回参加を決めた理由として「5分くらいのプレゼンならパパっと作れるんじゃないか?」と高をくくっていた部分も多少ありました。しかし、発表内容の作成に取り組んでみて思い知らされます。

「短くまとめるのって結構難しい」

なるべく短い間にまとめようとすると、余程限定的なテーマでない限り必ず「省かなければならない部分」が出てきてしまいます。この情報の取捨選択が難しい。OAuthに関する前提知識がない方にも分かりやすく説明しようと思うと、どうしてもあれこれ言及したくなってしまうんですね。ただ、この取捨選択を行っているうちに自分の頭が整理されて、本当に重要な部分が少しずつ見えてくるのも感じました。こういった点も短い時間で行うLTが支持されている理由なのかなと思いました。

「LTなんだから5分ちょっとで分かりやすくまとめたる❗❗」と息巻いていましたが、結局7〜8分に収めるのがやっとでした。

発表本番、緊張すれど、やっぱり楽しい

発表本番の日。私はテーマの都合上、発表順が一番最後になりました。 まさかのトリということで、他の方の発表を聞きつつ頭の半分では自分の発表のことを考えていました・・・。ただ他の登壇者の方のプレゼンが素晴らしく、そのような状態の私でも分かりやすい説明でとても良い学習になりました。LTの短時間という制限は聞く側にとっても負担が少なくて良いですね。

自分の発表では緊張はしましたが、Slackで参加者の方からの反応が沢山見られて楽しめたと思います。やっぱり自分が作ったものに対して温かい反応がもらえるのはありがたいですね。

発表資料

speakerdeck.com

見切り発車でも良いので挑戦してみて!

今回参加してみて、LT会の利点は発表者の負担が少ないという点だと感じました。短くまとめるのは難しいとは書きましたが、やはりテーマの自由度や5分程度という時間設定を考えると一般的なプレゼンと比べてハードルは 低いと思います。なので「これちょっと気になるから調べるついでにまとめてLTで話そうかな」とか「ここの理解が浅いからLTで話して自分のおさらいにしよう」といった感じに、気軽に参加しちゃって全然OKだと私は思います。

今回はフィヨルド内でのLT会でしたが、他にも初めてLTをする人向けのLT会は開催されていると思うので、「LT会やってみたい❗」という方はその勢いに任せて参加してみてください!